どうも、ハイネ君です。

嘘の証言、ショックでした。

2013年のグループホーム「ベルハウス東山手」の火災では、

5人が犠牲になっており、当時の映像やニュースを見る限り、

2度と悲惨なことが起こらないよう、真実の名のもとに捜査や対策が

行われていくと信じていました。

現実って、思うより屈折し、虚しい偽りや悲惨な犠牲で形成されているのですね。

今回、嘘で固められた真相をお伝えすることと、

介護施設の火災を考えるって話で進めていきますね。

今日は少し長尺ですが、よろしくお付き合い下さい。

では、ハイネ君、始めます。
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嘘の証言、会社が強要。


皆さんの記憶にも残っていると思いますが、
2013年2月8日長崎市のグループホーム「ベルハウス東山手」で
5人が犠牲となる火災が発生しました。

火災発生時、1人で勤務していた元職員の証言をご紹介致します。

『嘘の証言、連日の練習、悔しかった』

元職員は運営会社の元代表や会社側から、警察と消防の事情聴取に嘘の証言をするよう強要され、連日練習させられたと告白している。
元職員の女性は、気道のやけどなどを負い、3週間入院。うつ病とも診断された。

退院して自宅に戻ると、当時の上司や同僚が連日訪ねてきて、

警察等の事情聴取や報道の取材には、
「よくわかりません。覚えていない」と言えと強要されたとのこと。

会社関係以外の誰かが自宅に来ても、電話をしてきても出るなと求められ、

報道が来るかもしれないと表札も外された。

会社側から小さな火で逃げたと繰り返し指導され、
文章と見取り図を一日何枚も書かされた。
元職員は自分一人の責任にさせられると感じた。

医師には会社を辞めるよう勧められたが、
辞めると責任を負わされると思い辞めることができなかった。

「あなたが代わりに死ねば良かったのに」
心無い言葉を浴びせられた。

元職員は「私がいたら迷惑をかける」と2回も自殺未遂をしている。

ちょっと見にくいかもしれませんが、元職員のメモを貼りますね。
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このメモには生々しいやりとりが残っています。

「毎日、毎日家の中で当日のことを便箋に書かせ、毎日毎日チェックされる」

「1時間説教をされる。友達関係と一切連絡を取るなと言われた」

「社長から警察に何を聞かれてもいいように、メモ用紙に火事の一部始終、
 自分の取った行動を書かされる。それを社長、ホーム長、主任にみせて
 チェックをうけ、悪いとこは書き直しをされる」

(引用、画像元:長崎新聞)


☆こちらの記事は、老老介護の事件をもとに在宅介護を考える記事です。
 ぜひ、併せてお読み下さい。
老老介護、また事件!どうすりゃいいの?在宅介護。

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嘘と強要と犠牲、不幸の連鎖。


運営会社元代表は、スプリンクラー設置を怠った、
防火訓練不十分など
で、業務上過失致死傷の罪で在宅起訴されています。
(追記)
*平成29年12月13日初公判。
元代表は起訴内容認めています。
弁護側は執行猶予付き判決を求める方針。
(再追記)
*平成30年2月1日判決公判。
禁錮2年、執行猶予4年が確定。

いちおう反省しているようなコメントは残しています。
ただ、元職員の証言を見ると、暴力とも取れる嘘の強要が、そこにあったわけです。

火災、怪我、執拗な嘘の強要、うつ病、自殺未遂。

私はこれが暴力を超えた殺人未遂として捉えられても、行き過ぎではないと思っています。

元職員はあの日、普通に夜勤を一人でしていただけです。

それが一転、運営者や会社側からの強要などで、
自殺未遂をしてしまうマインドまで追い詰められたのです。

これは、一人の命を絶つまで、意図的に追い詰めたのですから、

私の中の判決は、殺人未遂で確定しています。

ちなみに別の話になりますが、火災の犠牲となられた遺族がPTSDを患い、
運営会社と発火原因の加湿器メーカーを相手取り、訴訟を起こしています。

不幸が不幸を付帯し、嘘や欺瞞がその連鎖を助長していく。

本当に悲惨なことって、このようにして起こっていくのだと、
我々も肝に命じなければいけない。そう、思います。


☆こちらの記事は、昨今の介護に関する事件を書き、対策をまとめています。
 併せて、ご一読下さい。
介護業界、事件多発!アンガーマネジメントぐらい基本だろ?

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介護施設の火災を考える(まとめ)


ベルハウスの火災では、スプリンクラーの設置がなかったこと。

防火訓練が不十分だったこと。などが問題として挙げられ、

実際、火災通報装置を使っての通報はなかったとのこと。

ハイネ君、こう見えても防災士の講習を受けたことがあり、

防火管理者でもありますので、防火に関してはやや意識高い系です 笑

施設で防災関係の仕事をすることも多いのですが、

いつもやってて思うのは、火災や減災ってものに意識が低いなぁってこと。

火災報知機が誤作動で鳴っても、誰も動かないなんてことありませんか?

もし本当の火事だったら1分1秒が生死を分けるってのに、

火災ベルが鳴っても、(゚∇゚ ;)エッ!?みたいな態度で動かない人が多いんですよね。

やり方わかんなくたって、普通動くでしょ。

この意識の低さが災害の規模を拡大させ、二次的災害をも呼び込むのです。

火災だけでなく、昨今は台風、大雨、地震などの被害にあわれる方が多いですね。

明日は我が身。まずは防災に関する自己リスクマネジメント(自助)が大事。

最低でも"自分ならどうする"ってことぐらいは、頭に描いておきましょう。

今度余裕のある時に防火だけでなく、防災というところまで広げて

「介護施設の防災」みたいな記事が書ければなと思っています。

今日もお付き合いありがとうございました。

☆こちらの記事は、認知症の方が犯した犯罪について、ある疑問を解明しています。
 ぜひ、ご一読下さい。
認知症になったら、死刑って執行されるの?

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